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子供のメタボリックシンドロームは深刻

メタボリックシンドロームというと、大人、それも30代以降の年齢の方に多いとされています。
でも実はこのメタボという症状、大人だけの問題ではなく、今子供のメタボが大きな問題となっているのです。
メタボリックシンドロームには診断基準がありますが、大人の診断基準とは別に、小児期のメタボ診断基準が設けられているほどです。

小児期に肥満という状態になると、その多くが成人肥満に結びつくと考えられています。
またメタボが子供に与える健康被害は深刻で、子供という世代には全く関係ないような病に侵されてしまうお子さんも少なくありません。
メタボは合併症が何よりも怖いのですが、高血圧や糖尿病、また脂質異常などの合併症についても、小児期のメタボのお子さんに確認されています。

まずはお子さんが今、肥満になっているかどうかを判断するために、肥満度を計算してみることが必要です。
肥満度の計算は(実測体重-標準体重)÷標準体重×100という計算式によって判断できます。
幼児の場合肥満度が15%以上となれば肥満児と判定され、児童の場合、20%から30%の肥満度になった場合経度肥満、30%から50%で中等度肥満、50%以上は高度肥満となってしまいます。

肥満度が高いお子さんの検査を行うと、メタボリックシンドロームになっている大人動揺、脂質異常や高血糖、HDLコレステロールの減少が見られます。
つまり、合併症リスクが非常に高いということです。
お子さんの健康については保護者の皆さんが食生活のバランスを整えるなどある程度のコントロールが必要です。
小児期に合併症などを起こすことがないよう、お子さんの健康状態、肥満度について真剣に取り組む必要があります。


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